日本ラグビー学会第19回大会開催のご案内

令和9年度日本ラグビー学会第19回大会

日本ラグビー学会 第19回大会テーマ

「高等専門学校ラグビーフットボールの在り方について」

 全国高等学校ラグビーフットボール大会(以下全国高校大会とする)は、今年度で105回を迎える。我が国における高校生のスポーツ大会では、野球、サッカーに並ぶ歴史と人気を博した大会である(第17回大会では高校ラグビーの在り方について話し合い、活発な意見がなされた)。

 一方、全国高等専門学校ラグビー大会(以下全国高専大会とする)は今年度で56回大会を迎え、全国高校大会のほぼ半分の歴史である。高等専門学校(高専)は学校の母数(全国で58校)自体が少なく、高専でラグビー部に所属する学生も少ない。しかし、近年の全国高専大会決勝戦では、仙台高専と奈良高専がタイトな試合を繰り広げ、ラグビーのクオリティもかなり高くなっている。その要因の一つとして、高等専門学校は5年制であることから、高等学校よりも2年間在籍年数が長く、在籍中にラグビーに取り組む時間を長く確保できることにあると考えられる。一方、ラグビー部に在籍する学生の殆どがラグビー初心者であり、全国高専大会でも1年生の初心者と5年間ラグビーを経験した5年生が共に試合に出場している為、重症外傷が発症しないように考慮する必要がある。

 今年に入り上記の課題を検討することを目的として、高専ラグビーに携わる先生を中心に「高専ラグビー研究会」が発足した。その最初の取り組みとして高専ラグビーの歴史や文化について調査するとともに、今後の高等専門学校ラグビーの在り方について検討している。今大会では長年、高専ラグビーに貢献されている先生方をシンポジストとしてお招きし、高専ラグビーの在り方について考える。

大会概要

主催:日本ラグビー学会
主菅:関西学院大学
大会長:溝畑 潤(関西学院大学)
日時:2026年3月28日(土) 11:00から17:00(予定)
会場:関西学院大学大阪梅田キャンパス14階
〒530-0013 大阪府大阪市北区茶屋町19-19 アプローズタワ 14階
(午前中に理事会、午後から総会、一般発表、シンポジウムの順に開催する予定)※学会大会終了後に懇親会を予定しています。

学会大会の一般演題発表条件

日本ラグビー学会会員または臨時会員
※一般発表の申込については1月頃にHPに掲載いたします。

参加費:学会会員:無料 非会員:1,000円 学生(院生含む) :無料
一般の方が会員になられる場合は無料とし、次年度の年会費(3,000円)を支払う
懇親会:大会終了後に懇親会を予定しています。
(HUB大阪梅田茶屋町アプローズタワー)

シンポジウム

テーマ:高等専門学校ラグビーフットボールの在り方について
司 会:村上晃一理事(日本ラグビー学会理事、ラグビージャーナリスト)

シンポジスト
小森田敏(神戸市立高専ラグビー部監督)
柴田尚都(仙台高専名取キャンパス ラグビー部監督)
高津浩彰(豊田高専ラグビー部監督)
森 弘暢(奈良高専ラグビー部監督)