ラグビーを手段として、地域に活力を!

ラグビーを手段として、地域に活力を!

財田 幸治(兵庫県立神戸甲北高等学校)

キーワード:協力者、一体感、教育力、憧れ、つながる

【はじめに】
 6年前高校生の人間形成を目的として、地域のラグビースクールと定期的に交流を始めた。生徒たちは、子どもたちや大人と交流することにより、気配りやリーダーシップなどを身につけていった。交流2年目は、末永く続くように定期交流の基礎固めに力を注いだ。そして交流3年目、有志が集まり神戸北区のスポーツ振興、地域のコミュニティー、ラグビー普及を願う「北区ラグビーフェスティバル」が開催されることになった。

【方 法】
 (*学校現場から発信し、地元の行政を動かし、地域の有志を融合させ、スポンサーを募って自主的な運営。)
・北区ラグビーフェスティバル実行委員会を結成。
・企業などの協賛を募り、イベントに参加依頼。
・イベント内容をラグビー関係だけでなく、子どもから年配者、一般客も楽しめる内容に。
・行政の全面協力。
・地域の店や駅にポスターの掲示協力依頼。
・メインは高校生の試合。

【結果と考察】
 第1・2回は、神戸甲北高校で行い、実績を積み上げた。その実績が認められ、第3回からは北区区役所からの全面的な協力を得て、場所(神戸市立森林植物園)の提供、備品の貸し出し、保育所や病院の手配など、安心して運営できる環境を提供していただいている。第4回では、神戸市の姉妹都市であるオーストラリアのブリスベン市長と議員、神戸市副市長にもイベントに参加していただけた。来場者数第1・2回約500人、第3回1000人(神戸私立森林植物園発表)、第4回1279人(神戸市立森林植物園発表)
 大人から子供達が同じ場所でラグビーをすることで知り合った地域のさまざまな年齢層から、挨拶をしてもらったとか、見掛けたという報告を受けるまでになった。隣人とでさえ挨拶の少ないと言われる昨今、声をかけ合い犯罪の少ない地域となる礎になりそうな手応えもある。行事を通し、One for All、 All for Oneを感じた子供達がリーダーシップを持った大人に育ってくれることを期待できるまでになったと言えるのではないか。

【まとめ】
 多くの協力者のお陰で、7月の最終日曜日は、「北区ラグビーフェスティバル」の日と定着してきた。また、「北区ラグビーフェスティバル」実行委員会以外のラグビー愛好家の方々にも、会場設営や模擬店、試合運営など協力いただき一体感を持って運営している。高校生も、運営やスポーツ体験ゾーン、メインの試合を行い、スクールの子どもたちのあこがれの存在になっている。(昨年よりスクール経験者が本校に入学してくるようになった。)
 今後は、ラグビー未経験者の子どもたちの集客を増やし、ラグビーに出会う機会を作りたい。そのためにも、現在、他種目としてダンスとラクロスに参加していただいているが、他の多数のスポーツ団体にも参加、協力いただき、「北区スポーツフェスティバル」にまで発展させたい。また、「北区に芝生のグランドを」を合い言葉に、芝生グランド実現のため地道に活動を続けていきたい。

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