総合型地域スポーツクラブにおけるタグラグビー教室の試み

青石哲也(愛知学院大学)、桑田真吾(愛知学院大学大学院)、
菅野昌明(愛知学院大学)、高田正義(愛知学院大学)

キーワード:総合型地域スポーツクラブ、タグラグビー、大学との連携

【目的】
 総合型地域スポーツクラブとは、人々が身近な地域でスポーツを楽しむことが出来る、新しいタイプのスポーツクラブである。文部科学省が提唱する中、現在数多くのスポーツクラブが各地域に設立されている。愛知県日進市でも、平成24年に誕生した。
 その中で、今回はタグラグビー体験会を行った。ラグビー愛好者の底辺拡大と、運動離れしている子供に対してスポーツの楽しさを再発見してもらうことをテーマとした。特に、大学との連携を基に優れた環境と、現役大学生との触れ合い、また体力測定などを同時に実施した。
 本研究は実施報告を兼ね、事後アンケートからどのような傾向があるかを検討することを目的とする。

【手続き】
日   程:平成24年10月13日(土)14:00~
場   所:A大学 ラグビー場
対 象 者:幼児から中学生(15名)
調   査:事後アンケート

【結果と考察】
 参加者の属性は、図1に示した通りである。中学生が4名参加してくれたことで、統制が取り易かった。また、図2に示されているように、参加者は全体的に楽しかったという感想であった。スタッフとして参加した大学生も、高い評価を得ることが出来た(図3参照)。保護者の皆さんの評価も高く、初の試みとしては成功したと考えて良さそうである。



【まとめ】
①実験的に行った「タグラグビー体験会」であっ
たが、予想以上に楽しんでもらえた。
②地域による「スポーツ教育」の在り方の一つとし
て、大学との連携は重要であるといえる。